こんにちは!おもかずです。
先日、マイクロ法人の法人口座開設について解説をしましたが、無事にPayPay銀行法人口座の開設審査を通過しましたので、今回はその件について解説していこうと思います!
法人口座開設についてはコチラをご覧ください。
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ネット銀行は比較的開設しやすいっていう噂はホント??
という疑問にもお答えしていきますので、どうぞ最後までご覧ください!それでは宜しくお願いします。
PayPay銀行について
まず、PayPay銀行とはネット銀行の中の1つで、もともとジャパンネット銀行だったものが2021年4月に改名されて現在のPayPay銀行となりました。
PayPayというとキャッシュレス決済を思い浮かべる人が多いと思いますが、PayPay銀行も大元はYahooを運営するZホールディングスの金融部門であり、あの孫正義氏率いるソフトバンク傘下の1つとなります。
2021年4月5日、ジャパンネット銀行はPayPay銀行としてスタートしました。
引用元:PayPay銀行「ジャパンネット銀行は社名変更しました」
私たちは、日本初のインターネット銀行として誕生し、これまでの20年間、銀行の当たり前を変える挑戦を続けてまいりました。本日から気持ちをあらたに、PayPayおよびZホールディングスグループとの連携を深め、これまでの強みをPayPay銀行として進化させていきます。
ITに金融に投資に…孫さん恐るべし!
PayPay銀行の魅力
そんなPayPay銀行ですが、どういった魅力があるのでしょうか?
①24時間365日、ネットで取引が完結!
これはPayPay銀行に限らずネット銀行全般に言えることでが、入出金などの取引が24時間365日(メンテナンス時は除く)可能という点です。また、セブンイレブンやローソンといったコンビニATMや、ゆうちょ銀行やイオン銀行など提携しているATMも多いため、銀行のATMのように営業時間に縛られることなく取引ができる点はかなり魅力です。
PayPay銀行では、3万円以上の出入金であればいつでも手数料が無料となるため、比較的取り扱う金額が大きくなりがちな人口座でも十分に使い勝手は良いと思います。
②手数料が安価
金融機関を選ぶ点で大切なのが「手数料」です。口座維持手数料や出入金にかかる手数料、また個人では無料で使用できるインターネットバンキングですが、法人口座では使用手数料がかかる場合があります。
金融の大原則として、同じ商品やサービスであれば手数料の安いものを選ぶ、というものがあります。せっかく節税や出費を抑えるためにマイクロ法人を設立したのにも関わらず、銀行に高い手数料を支払っていては元も子もありません。
PayPay銀行では、先ほども説明したように提携ATMでの出入金手数料は利用金額3万円以上であれば0円、3万円未満であれば165円となります。
また、インターネットバンキングを使用した給与振込などでは、PayPay銀行の口座宛で55円、他の金融機関宛であれば176円(3万円未満)、275円(3万円以上)となります。がしかし、なんと2021年10月から振込金額にかかわらず一律で160円へと手数料が引き下げられることになっています!ありがたやー!
ただし、ネット銀行大手のGMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行も、2021年10月からそれぞれ145円へと値下げを発表していますので、振り込み手数料だけを考えるとこの2行に軍配が上がります!
- PayPay銀行
同社宛:55円、他行宛:160円 - GMOあおぞらネット銀行
同社宛:無料、他校宛:145円 - 住信SBIネット銀行
同社宛:無料、他行宛:145円
③VISAデビット付きキャッシュカードの発行
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PayPay銀行の口座を開設すると、全員に国際ブランドであるVISAのデビット機能付きのキャッシュカードが特別な手続きなしで発行されます。設立したてのマイクロ法人では事業実績がないことも多く、クレジットカードの発行審査につまづく場合がありますが、このカードは審査不要、決算書提出も不要となり、年会費も無料のクレジット付きキャッシュカードを持てるということは大きなメリットだと思います。
また、一般のクレジットとは違ってこのカードはデビット機能となりますので、原則即時引き落としとなるため経費管理の点においても便利です。
PayPay銀行をオススメする人(業種)
ざっとPayPay銀行の魅力やメリットについて解説してきましたが、一番大きな手数料の部分に関してはGMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行に負けてしましました。
でも、そんなPayPay銀行をオススメできる人がいます。それはマイクロ法人にて、PayPayでのキャッシュレス決済を導入している人や業種です!
キャッシュレス決済では、お客様から支払われた売上(売掛金)を事業口座に振り込んでもらう必要がありますが、キャッシュレス決済によっては入金手数料を取られる場合があります。しかし、PayPay銀行の口座を入金口座に指定する場合は、入金手数料無料で翌日入金となり入金サイクルを早めることができます。
PayPay銀行以外の口座を指定する場合は、入金サイクルが当月末締め(月1回の入金)の場合は無料、入金金額1万円以上で都度入金とする場合は105円(税込)の手数料が発生してしまうため、PayPayでのキャッシュレス決済の顧客を多く持つ店舗や業種ほど、キャッシュフローの点において有利になります。
顧客に対してPayPayを使用している場合は、PayPay銀行口座を持つことにより手数料無料で入金サイクルを早めることができる!
PayPay銀行法人口座の開設手順
では、PayPay銀行の口座開設手順についてみていきましょう!
PayPay銀行はネット銀行なので、法人口座の申し込みもすべてネット経由で申請することになり、自宅で完結できるのも手間がかからず良い点です。
法人口座開設ページへ!
まずはPayPay銀行のホームページへ行き、「ビジネスでのご利用(法人、個人事業主のお客様)」という口座開設ページへ飛びましょう。すると、ページ下部に「口座を開設する」というボタンが出てきますので、そちらをクリックします。
※PayPay銀行のプロモーションを含みます。
そこまでいくと、「法人口座開設」と「営業性個人(個人事業主)口座開設」という2つのボタンに分かれているので、ご自身の状況に応じてどちらか選んでください。今回はマイクロ法人なので法人口座開設へとすすみます。
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ビジネスアカウントの口座開設画面が出てきますので、登記簿にならって必要事項をどんどん入力していきます。役名の部分についてはマイクロ法人では代表社員となります。
入力していくと取引目的や口座開設の目的などが出てきますので、こちらはご自身の状況に応じて回答していただくのでOKだと思います。
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その次にポイントとなる部分がコチラ!
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ホームページの有無についてです。せどりなどの物販をされている場合はYahooやAmazon、楽天のストアも対象になるそうですが、それ以外の業種でまだホームページを作っていない方は「ない」を選択し、このあとの手続きで少し面倒な作業が増えます。その点については後述します!
そのまま回答していくと「特定法人の確認」という聞き慣れない言葉が出てきますが、これも該当しないを選んでおけば大丈夫です。
最後まで入力して規約に同意をすれば確認画面に飛びますので、回答に間違いがなければ送信します。送信後、回答内容が記載された申し込みフォームをダウンロードできますので、必要書類をプリントアウトします。
必要書類の確認!
では次に先ほど出力した申し込みフォームをもとに必要書類を確認していきましょう。必要書類を大きく分けると以下になります。
- 印刷した申し込みフォーム(口座開設申込書)
- 本人確認資料(法人の代表もしくは取引担当者)
- 業務内容確認資料
PayPay銀行では法人の状況によって提出書類が異なり、先ほどお伝えしたようにホームページの有無によって③業務内容確認資料の提出内容が大きく変わります。
①口座開設申込書
こちらは口座開設申込フォーム入力後の画面・口座開設申込書類の再作成画面から印刷しましょう。
- 普通預金口座開設申込書【必須】※訂正する場合は二重線で抹消
- 特定取引を行う者の届出書【必須】※宣誓欄に署名
※「 登記上の所在地 」と「 お取引に関する事項に登録される所在地(法人の現住所)」が別の場合は、補助資料として納税証明書などが必要となります。
②取引ご担当者様の本人確認資料(いずれか1点)
法人の代表もしくは取引担当者の本人確認資料として、以下のいずれか1点を添付します。
- 運転免許証のコピー
- マイナンバーカードのおもて面コピー ※ 通知カードは不可
- 各種健康保険証のコピー( 氏名、生年月日、住所が確認できる面)
- パスポートのコピー(写真および住所のページ)
- 印鑑証明書(発行日より6ヶ月以内の原本)
- 住民票の写し(発行日より6ヶ月以内の原本)
- 住民基本台帳カードのコピー※ 顔写真と QR コードの印字があるもの
- 特別永住者証明書のコピー
③業務内容確認資料
ここではマイクロ法人で行っている事業が確認できる資料を添付する必要がありますが、業務内容がわかる自社ホームページを持っており、設立後6ヶ月以上経っている場合はホームページの確認のみで済みます。
逆にホームページがない場合は「会社実態の確認資料」と「事業の確認資料」が必要となりますので、マイクロ法人を設立したらできる限り簡単でも良いのでホームページを用意されるのが良いと思います。
僕の場合は、ホームページがなかったので2つとも提出する必要がありましたが、これがめっちゃめんどくさかったです・・・。
業務内容確認のフローチャートは以下の通りです!
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会社実態の確認資料は、以下のいずれか1点添付します。
- 法人設立届出書(控)※税務署受付印が押印されたもののコピー
- 青色申告承認申請書(控)※税務署受付印が押印されたもののコピー
- 確定申告書(控)※直近の税務署受付印が押印されたもののコピー
- 国税または地方税の領収書または納税証明書
※発行日または領収日より 6 ヶ月以内の原本またはコピー - 主たる事務所の建物賃貸契約書※直近の契約締結済みのもののコピー
※ 電子申告で控えがない場合は、税務署が受理したことがわかる「メール詳細」のコピーが必要
事業内容の確認資料は、以下のいずれか1点を添付します。
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僕の場合、許認可証が必要な事業ではなく会社案内のパンフレットもなかったため、急いで簡単なチラシを自分で作成しました!
上記のフォーマットでは、パンフレットやチラシがある場合は法人用会社概要フォーマットは不要と記載されていますが、手作り感満載のチラシだったため会社概要フォーマットも作成しました。フォーマットはダウンロードできるPDF資料のなかに準備されているため、記入例を参考にしながら打ち込んでいく形でOKです。これに加えて取引先との請求書や契約書がある場合は添付しましょう。
僕の場合、マイクロ法人の事業内容のなかに行政からの嘱託事業があるのでその依頼書を添付しましたが、さすが行政の力・・・簡単に通りました!
法人のホームページがない場合でもこのフォーマットをきちんと記載して、事業内容をしっかりと伝えることができれば、審査を通過する可能性は大いにあると思いますので頑張って作成しましょう!
④法人の印鑑証明書(該当する人のみ)
取引担当者に会社の代表者(代表取締役など)以外の人を登録する場合は、法人の印鑑証明書(発行日より6ヶ月以内の原本)を添付する必要があります。
以上の資料を用意して郵送しましょう。ダウンロード資料の中に宛名用のページも用意されているため、そちらを封筒に貼ればOKです!郵送後、何日かすると審査中のメールが届きますので結果が出るまで待ちましょう。
無事に開設完了の通知が届く!
無事に審査に通過すれば、開設完了の通知がメールで届きます。また、その後に法人の代表者の住所にVISAデビット付きキャッシュカードや振り込みで使用するトークンなどが届きますますので、ネットからマイページにログインすると口座開設の完了となります!お疲れ様でした!
PayPay銀行は開設しやすいのか?
ネット銀行の法人口座は比較的に開設しやすいと言われていますが、実績のないマイクロ法人ではケースバイケースだと感じました。
元々個人事業である程度の売上がある状態であれば可能性は一気に上がりますが、新しく立ち上げた事業での法人設立では事業の実態がないと見なされてしまう可能性があるので注意が必要です。
とは言うものの、資料がちゃんと揃っていれば都市銀行や地方銀行に比べれば開設しやすいと言うのはその通りだと思いますので、ぜひ今から法人口座を開設される予定の方はネット銀行も選択肢の1つにされるのも良いと思います!
お申し込みはコチラ!
※PayPay銀行のプロモーションを含みます。
まとめ
今回は僕の実体験をもとに、PayPay銀行でのマイクロ法人口座開設について解説してきましたが、審査の合否はケースバイケースとなります。ご自身の事業やマイクロ法人が客観的に見て正当な事業実態があるかどうか?といった点が一番の判断基準になると思いますので、提出する資料に不備がないようにしっかりと準備しましょう。
- ネット銀行は手数料が安価
- デビット付きキャッシュカードが持てる
- ネットで振り込みなどが完結
ホームページはできる限り用意しておこう!
ぜひ参考になれば幸いです!では今日もありがとうございました!